とうとうやってきました。わたしの父親は８９歳。糖尿病と高血圧症にて定期的に病院に行っておりましたが自力で歩けなくなりました。施設に入所しました。定期的に施設に行って口腔内清掃を行い、簡単な歯科処置を行っています。２０数年前の勤務医時代訪問歯科診療を行っていたため抵抗なく行えました。最近わたしの父と同じように長年通っていた患者さんたちが次々に施設に入所したとの連絡があり、訪問歯科の重要性を感じる次第です。父親から教わったのは、体の機能が低下とともに口腔機能も低下していること。平成３０年より厚生労働省が保険に導入している口腔機能低下症の検査を行ってみると低下していることが明白でした。平成２７年に８０２０運動で旭川で優勝しましたが、いまは自分の息子の手を借りて維持するのがやっとの口腔清掃度の悪さです。ですが今は多くの歯科医療関係者が訪問歯科を行っており、知識も豊富で、役立つ器具も多いのです。余生を穏やかに過ごして欲しいのはどの家族も同じでしょう。『今日は楽しい事あったかい？』『おにいちゃんが来てくれるのが楽しみだよ』（ま）