未曽有の10連休
4月から5月にかけて、平成から令和に元号が変わるとともに、未曽有の10連休となりました。
前半は、1年前から予定していた『日本歯科顕微鏡歯科学会』に参加してきました。
行くときは4月の末だというのに、
旭川空港では雪が降ってました。
顕微鏡とは、マイクロスコープとも言われています。日本では、おおよそ7,000台が販売されたとのことです。
現在、日本には歯科医師が10万人いて、
歯科医院の数が約7万軒とのことから考えると、1割の歯科医院しか、普及していないことになります。
ただ、一軒の歯科医院では、歯科医師が1台、歯科衛生士のために数台所有している歯科医院もあることを考えると、軒数はより少なくなるそうです。
首都圏では、自費診療を行っている歯科医院が積極的に保有しているようです。
先日、
『保険診療程度で、CTもマイクロも必要ない』と言っていたのを聞きました。
残念ながら、保険診療のルールで、きちんとした施術を行う場合にきちんと請求できる厚生労働省が定めたルールがあることを知らないようです。
限られた条件のもとの症例にのみ当てはまるようです。
すべての症例が当てはまるわけではありませんが。
その歯科医は、保険診療の根本的なルールを知っておくこと、が知らないのでしょう。
高をくくって、何でも知っていると勘違いして、自分を主体に話をしたかもしれませんね。
保険診療と自費診療を同じ土俵でごちゃごちゃにして話すとややこしくなります。
また、とある歯医者は、こんなに多くの歯科医院から紹介してもらっている、と言ってましたが、マイクロのすばらしさを知らしめているはずですが、
マイクロを購入する方向に説得しないのはなぜでしょう???
患者さんからすると、マイクロもCTも普及してもよさそうだと思っているようですが・・・
一部の不思議な方もいる中で、今回の学会では、
素晴らしい先生方の講演を聞くことができ、
若い先生方の意見が取り込めた良い機会であり、
とても良い刺激になり勉強になりました。
さて、学会参加していた間に、皇居1周ランニングしました。おおよそ5キロほど。歯科医は体力が必要です。口とコネだけでは務まりません。
大学時代に、医学部の外科の先生たちは、ホント走っていたのを思い出しました。
30数年ぶりに見た皇居はとてもきれいでした。