五十にして天命を知る

6月に日本スポーツ歯科医学会に参加してきました。
学会の参加は、自分の研究を自分の力で発表したり、
他の人の研究や講演を聞いて、新たな発見を自分の中に見出すところと思って参加しています。
流石に、人がした研究をさも自分がしたように発表したりはしません(笑)
アンケートの発表はほんと大変です。母集団100人の発表したときは自分で集めるだけで半年かかりましたし、集計するのも一苦労です。
仕事を分担する共同研究者がいれば、いいのかもしれませんね。

日本スポーツ協会が認定している
スポーツドクター・スポーツデンティストと言うものがあります。
院長松田は4期生で、今年認定されましたが、現在5期生が頑張っているようです。

募集要項を見てみると、、、いろいろと推測してみました。多くの先生にどうして資格が得られたのか、聞かれることが多いので。

受講資格は、当然ですが歯科医師です(笑)
主催が、日本歯科医師会と日本スポーツ協会の
2つの団体のみです。

ということは、歯科医師会に所属しているか、
日本スポーツ協会に所属しているか、が条件なのです。

歯科医師会に所属して学校健診などの協力や、8020運動そして歯の健康キャンペーンなどの行政との繋がりを大切にしている先生方が対象となるようです。つまり、学校、高齢者、地域のスポーツなどの関わり方を考えると、歯科医師会に所属し活動している人が推薦されるのは当然のことと思われます。

日本スポーツ協会に所属とは、スポーツ団体に所属していることを意味するので、スポーツ競技者またはスポーツ指導してる方になると思います。
募集要項には『高い実践能力』と明記されているので、実際にはスポーツ体験でなく、経験された歯科医師を募集していることがわかります。
競技経験がなければ指導は無理ですよね?
体験で指導なんてアスリートに失礼ですよね?

巷には、怪しげな輩がいるようです。
偶然、歯科医院に保険診療の虫歯治療で来院してきた患者が、
アスリートだったら、サポートしますと言って、至れり尽くせり!?
ですが、保険医としての立場、具体的には学校歯科医ではどうなのでしょうか?初めから保険外受託で保険外で完全サポートしていくことは、何ら問題なしですが。
保険のルールには、スポーツ歯科に関する直接的な保険適応のものがありません。逸脱解釈行為行動口動は、他の善良な歯科同業者の首を絞めていくこととなり迷惑です。

一部の輩に、サポートいう名前で、アスリートの名前を使い広告するのはあまりいいものではないですね。
ちょっとまえの芸能人を使ってのペニーオークションみたいで(笑)

アスリートに失礼のないように、裏方に徹するか、表に出るのなら歯医者自らがスポーツを行い、団体を理解していく義務があると思っています。

『ウンチクを垂れる』のではなく、『蘊蓄』(読み仮名は、ひらがなで、うんちく)を重ね、かつ、確かな知識を持ち、現場に出たいものですね。
ちなみに、ウンチク⇒バカタレ でしょうかね(笑)
五十にして天命を知る(論語より)

9月は、スポーツマスターズが札幌であります。
是非、応援しに行きましょう♪
歯科医師は、やっぱり裏方です(笑)




2018年07月23日